You are ドリーマー★

「得意な曲ですか??…ナインの『君の声』とか…」

「!!」

鈴宮さんが目を見開いた。


「えっと…変なこといいました??」

「いや…古いバンドなのに、よく知ってるね」

「小学生のときから好きだったんです。特にギターのHARUが!!」

「…へぇ」


興奮しながら言うと鈴宮さんは後ろを向いてしまった。

はしゃぎすぎたかな…。



「あの…」

トントン─

「春樹さん?入りますよ」

「あぁ」


口を開いた瞬間、扉をノックして数人の人が入ってきた。

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