You are ドリーマー★

相変わらず偉そうだけど確かにそうだ…鈴宮さんがいなかったら一歩を踏み出せなかった。



「私、本当は歌手になりたいって、ずっと思ってました…。小さい頃からTVの中の人の真似をして歌ってみたりして…」


だけどそんなの無理だ、不可能だと決めつけてきた。


「でも今この瞬間に自分の世界が広がった気がします」

「あぁ…」


「鈴宮さん、私…




歌手になりたいです…!!

歌うのがこんなにも楽しいって改めて思いました」



鈴宮さんは少し驚いた顔をした後、すぐに自信に満ちた表情で笑った。


「じゃあ俺が絶対人気歌手にしてやるよ。だから信じてついて来い」

「はい…!お願いします!!」

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