You are ドリーマー★


車内がシーンとなる。

聞こえるのはラジオから流れるクラッシックだけ。


心臓の音聞こえないかな…。



「あ、あの鈴宮さん…」

「何だ??」

「鈴宮さんって最初とキャラ違いますよね」


そう言うと、プッと吹き出した。



「あれは、仕方ねぇんだよ…。下手なことすると文句言われるし…」

「文句…??」


親父がうるせーから、と笑う鈴宮さん。



「それにお前には素の自分を見せとかねーと、後でイメージと違った!!とか言われても困るし」

「そ、そんなこと言いませんから…!!」

「冗談冗談。お前はそんなこと言わねーだろうけど、たまにいんだよ。そういうヤツがな。

まぁ…つまり外見で判断されるのが嫌なんだよ、俺は」


< 22 / 47 >

この作品をシェア

pagetop