You are ドリーマー★
説得
「じゃあ、ありがとうございました」
「いや、俺も降りる」
そう言うと鈴宮さんはエンジンを止めた。
「え?」
「こんな時間なんだ。それにお前の親に挨拶したいと思ってたし…」
「結婚の挨拶?」
「ばーか」
冗談を言ったら額を軽くペシッとされた。
「ただいまー」
玄関を開けると、お母さんが走って出てきた。
「ちょっと美久!遅くなるとは聞いてたけど、もうこんな時間じゃ……ってどちら様?」
お母さん…頬赤らめてますが…??
まあ気持ちは分かるけど…。