You are ドリーマー★
「えっとこちらは…」
「こんばんは、夜分にすみません。私こういうものでございまして」
私が紹介するより先にテキパキと礼儀正しく挨拶をしてしまう。
「まぁ!芸能事務所の方…!?」
「今回女性アーティストのデビューに力をいれておりまして、ぜひ美久さんの歌声を世に出したいと思ったんです」
「あらあらあら…!こんなところじゃあれなんで、良かったら上がってくださいな…」
「あ、それでは失礼します」
お母さんはすっかり丁寧な鈴宮さんのぺースに乗せられてしまった。