You are ドリーマー★
「鈴宮…プロダクション…?」
とりあえずリビングの席に着いて、お父さんの反応を待つ……。
ダメって言われたらどうしよう。
無意識にスカートの裾をギュッと握った。
「それで君は絶対に娘をデビューさせてくれるのか?」
「はい約束します。必ず美久さんを有名にすると」
「……美久、お前はどうなんだ??」
私…は…?
「私は歌手になりたい。本当はずっと思ってたの…」
「あぁ。それは俺もお母さんも知っていた」
え…??
「お前が歌手に憧れを持っていたのは、分かっていた」
横でお母さんも頷く。