You are ドリーマー★

「だけど歌手は…売れなければ仕事にならない」

「うん…」

「だから進んで背を押すことはできなかった……でも本当に芸能事務所から声がかかるってことは、お前には才能があるんだろう」


お父さんが鈴宮さんの方を見ると、彼は力強く頷いた。



「私は小さな頃から色々な歌手の方と会ってきました。しかし美久さんは、まだ本格的にレッスンもしていないのに素晴らしい歌声と、音楽センスを持っています」


ちょっと鈴宮さん褒めすぎじゃないかな…?

嬉しいけど、こっちが恥ずかしくなってきた…。


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