You are ドリーマー★
鈴宮さんが資料を取りに行っている間、早崎さんと2人っきりになった。
「それにしても、ハルちゃんがあそこまで言うなんて珍しいなあ」
早崎さんが身を乗り出してきて笑った。
「そうなんですか?」
「ああ。ここまでハルちゃんに嬉しそうな表情をさせるんは、美久ちゃんと……あの子ぐらいやな」
あの子……?
「あーすまん!何でもないんや、忘れてな?」
「?は、はい…」
少し気になったけど早崎さんが聞いてほしくなさそうだし、私は黙っておくことにした。