You are ドリーマー★


放課後になって坂下くんと一緒に下駄箱へ。


そういえば…私、男の子と一緒に帰るの初めてかも。

それに気づいた瞬間すごくドキドキしてきた。


うわ…どうしよ。何話せばいいの…??

隣を歩くべき?それとも斜め後ろ?距離はどのぐらいとれば…。



「林原大丈夫??」

「え?」

「顔色悪くないか?」


どうやら緊張で顔がこわばってたみたい。


ふーっと息を吐いた。
とりあえず落ち着かなきゃ…。


「大丈夫!ありがとう」

「あ、いや…」

あれ、坂下くん顔赤くない…??
気のせいかな?



「じゃ、じゃあ行こうぜ!!」

坂下くんの後ろについて校門まで歩いていく。




「あ…っ」

校門に見覚えのある人が立っていた。


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