You are ドリーマー★
「君も鈴宮プロダクションは知ってるよね?」
頷くと鈴宮さんは話を続けた。
「今度女性歌手を売り出すという案が出ていてね。歌声の綺麗な子を探していたんだ」
「はい…」
「そこで俺は君をスカウトしたいんだ」
「はい…って、えぇ!?」
ほ、本気で言ってるのこの人…!!
「わ、私なんか無理ですよっ!可愛くもないし…!!!」
「ふーん。君、俺の目を疑うの?」
「へ…!?」
な、なんか雰囲気変わってませんか!?
「とりあえず俺は君しかいないと思ってる。俺の目に狂いはない」
「は、はぁ…」
「……とりあえず事務所ついてきて。すぐ近くだから」
こうして歩いて鈴宮プロダクションへ。
っていうか高校のすぐ近くの大きいビルだったんだ…。