そら。―HAPPY STORY―

玲の先輩への敬いさに疑問を抱きつつ、俺は食器を持ち上げた。


「ほふ、かおり、ごひそーさま?」


「ああ。ちょっと寄る所あるし」


ゆっくり食べろ、と告げて、俺は玲を一瞥し食器を片付けた。



玲は何を考えたのか、駒原と相席したようだった。


うん…


なんとなく、俺がとばっちりを受けるような気がした。









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