そら。―HAPPY STORY―
悲しい事実の発覚
「光。今日は学校行くか?」
カーテンは閉めきったままで、床にはぬいぐるみが散乱している。
そして妹は、清潔感あるベッドの上で横たわっていた。
「…行かない」
そんな声が返ってくる。
俺はすんなりと「そうか」と呟いて部屋を出ていくまでだった。
「朝食、用意してるからな。お兄ちゃん学校行くから」
ひとつ置いて俺は1階に降りて、鞄を手に取る。
テレビの電源を切ろうとチャンネルを持ち、
《最近は自殺が多発していますからね。原因はイジメなどが多いようです…》