そら。―HAPPY STORY―
瞬間的に。
私は全身凍りついた。
「…あ。」
何やってんのよ!!
香も黙り込んでるよ!!
だっダメじゃん私!!
「わ!忘れて!?ねえ忘れて!?」
「………夏美」
ごめんって香…
お願いだから、
突き放さないで。
でも、返ってきたのは
意外な言葉。
「そうだな。夏美―――
結婚、しような?」
「――――。」
希望が溢れた気がした。
香と妹さんが
幸せになる気がした。
私に―――
明るい未来が待ってると、
信じた。