夢見た日から


接客は愛想がいい店長、厨房は陽希さん。




で雑用は私。




開店すれば店長はホールに出るから、陽希さんと二人っきり。




いつか目力で殺されそうです。




「あ…あのー、陽希さん」




「陽でいい。なんだ?」




「………」




「用がないなら呼ぶな」




「あ、あります!!このお皿はどこに?」




「あっちの棚だ」




「はい」




陽希さんがあんなこと言うから、ついボーッとしてしまった。




店長いわく、陽希さんは心を開いた人にしか陽って呼ばせない。




つまり私は心を開いてもらえたってこと。




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