夢見た日から


颯太side




まだ続きがあるのに、あいつは……




公園を待ち合わせ場所にした意味ねえじゃん…




あいつんちまで行くしかないな。




「おい!!彗!!」




シーンとしたままの家。




無視か……




こうなったら電話かけてやる。




「ぼじぼじ」




「お前そんなんで電話出たら泣いてるってバレバレ」




「ゾウダ?」




「とりあえず家の鍵開けてくんね?」




俺はドアノブをひねって開いていないことを確認しようとすると、ドアは開いていた。




きっと急いで入ったから鍵かけ忘れたんだな…





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