夢見た日から


夕方、颯太にあった。




「あのね、今は婚約出来ない…」




「そっか…」




「私ね、留学することにした。」




「……」




「今は答えも出せなくて、ウジウジしてる自分が嫌だから」




「いいんじゃない?」




え?





「彗、中学んときから行きたがってたじゃん」




確かに……





「やっと夢叶うんだから、ちゃんと楽しんでこいよ?」





「うん!!」





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