指切りロミオ
「警察は桐生家が買い取った」
「……!?」
信じられなくて声がでない
「僕は警察をかかえこんだんだ。警察は裏で僕が操れる」
奴の顔はいつも以上に
不気味で
笑顔だった
「明子はね最後まで君と一緒にいたがっていたよ。それがどうしても許せなくてね…」
「だから……殺したのか」
奴は頷く
「君を殺しても明子は僕を嫌いになるばかりさ。だから明子を殺して僕だけの…ははっ…僕だけの明子にしたのさ!!」