指切りロミオ
両親が俺達を2人にした
「ふみや様、今日は…」
彼女の話など頭に入らない
それどころじゃないんだ
明子はもういない…
俺は彼女しか愛せないのに…
「……ふみや様?」
まいかが俺をじっと見ている
「どうかなさったのですか?」
「……え?」
俺は泣いていた
「すいません…気にしないでください…」
「明子様のことですか?」
……!?
なんでこいつが明子のことを!!
「明子様は私の憧れだったんです」