指切りロミオ



両親が俺達を2人にした



「ふみや様、今日は…」



彼女の話など頭に入らない



それどころじゃないんだ



明子はもういない…



俺は彼女しか愛せないのに…



「……ふみや様?」



まいかが俺をじっと見ている



「どうかなさったのですか?」



「……え?」



俺は泣いていた



「すいません…気にしないでください…」



「明子様のことですか?」



……!?



なんでこいつが明子のことを!!



「明子様は私の憧れだったんです」



< 34 / 55 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop