ゼロクエスト ~第2部 異なる者
周囲の闇が一面、いつの間にか白濁色に変化していたのだ。
おまけにエドの後ろ姿も見失っていた。
後方にいた敵の姿も見えなくなっている。
更に先程まで宙(そら)一杯に広がっていた星々までもが、この白濁色に遮られているかのように確認できなかった。
だが唯一、周囲に樹木が生えていることだけは分かる。
この突然の異常事態で、私はいつの間にか冷静さを取り戻していた。
私は息を整え、やがてゆっくりと起き上がる。
そして付近に生えている樹木の感触を確認しながら、改めて恐る恐る辺りを見回してみた。
「一体、どうなっちゃったの?」
エドは何処へ行ってしまったのか。
敵も何処へ消えたのか。
耳を澄ませてみるが、生き物の気配がまるで感じられなかった。
この世にたった一人、自分だけが取り残されてしまったかのような感覚だ。
どうしてこんなことになってしまったのか。
先程まで夢中で走っていた私には、状況がさっぱり分からない。
おまけにエドの後ろ姿も見失っていた。
後方にいた敵の姿も見えなくなっている。
更に先程まで宙(そら)一杯に広がっていた星々までもが、この白濁色に遮られているかのように確認できなかった。
だが唯一、周囲に樹木が生えていることだけは分かる。
この突然の異常事態で、私はいつの間にか冷静さを取り戻していた。
私は息を整え、やがてゆっくりと起き上がる。
そして付近に生えている樹木の感触を確認しながら、改めて恐る恐る辺りを見回してみた。
「一体、どうなっちゃったの?」
エドは何処へ行ってしまったのか。
敵も何処へ消えたのか。
耳を澄ませてみるが、生き物の気配がまるで感じられなかった。
この世にたった一人、自分だけが取り残されてしまったかのような感覚だ。
どうしてこんなことになってしまったのか。
先程まで夢中で走っていた私には、状況がさっぱり分からない。