ゼロクエスト ~第2部 異なる者
アレックスが真っ直ぐな瞳をこちらに向けてくる。
その煌めきに耐えきれなくなったあたしは、何となく視線を逸らしていた。
しかし彼はそのまま言葉を続けた。
「パーティとは、喜びも悲しみも共に分かち合い、信頼し助け合う仲間のことだ。
もし君の苦しみを、少しでも分けてくれるというのであれば、それを受け止めよう。
君が魔物であろうとなかろうと、それはほんの些細なことだ。
俺は君を信頼すると……仲間だと最初に言った。
その信念はこの先も、決して曲げることがない。
何故なら俺はそんな自分自身を、一番に信頼しているのだからな」
アレックスは胸を張って、堂々と宣言した。
ああそうか、この男は―――。
この全身から溢れんばかりに漲る自信。
それは自分自身を心底、信頼している証なのだろう。
『信頼』などという、陳腐な言葉を口にするのは簡単だ。
だがこの男はそれを、心の底から信じ込んでいる。
自分の感じたこと、行為そのものを――全てを信じている。
だからこそ、そんな自分の信じている他人も同様に信頼できる。
故に日頃からこれほどまでに真っ直ぐで、目が眩むほどの自信に満ち溢れているのだ。
その煌めきに耐えきれなくなったあたしは、何となく視線を逸らしていた。
しかし彼はそのまま言葉を続けた。
「パーティとは、喜びも悲しみも共に分かち合い、信頼し助け合う仲間のことだ。
もし君の苦しみを、少しでも分けてくれるというのであれば、それを受け止めよう。
君が魔物であろうとなかろうと、それはほんの些細なことだ。
俺は君を信頼すると……仲間だと最初に言った。
その信念はこの先も、決して曲げることがない。
何故なら俺はそんな自分自身を、一番に信頼しているのだからな」
アレックスは胸を張って、堂々と宣言した。
ああそうか、この男は―――。
この全身から溢れんばかりに漲る自信。
それは自分自身を心底、信頼している証なのだろう。
『信頼』などという、陳腐な言葉を口にするのは簡単だ。
だがこの男はそれを、心の底から信じ込んでいる。
自分の感じたこと、行為そのものを――全てを信じている。
だからこそ、そんな自分の信じている他人も同様に信頼できる。
故に日頃からこれほどまでに真っ直ぐで、目が眩むほどの自信に満ち溢れているのだ。