ゼロクエスト ~第2部 異なる者
目の前には5〜6人程のシルバーの甲冑を着た騎士様たちが、横へ一列に綺麗に整列していた。その中心にいる金鎧を身に纏ったロマンスグレー風の人物には、私にも見覚えがある。
「あれ? あの方〜マクガレー団長ですよ〜。こんなところにも〜遠征しているのですね〜」
隣にいるエドが疲れている私とは対照的に、キラキラと顔を輝かせながら言ってきた。
確かにあの見覚えのある角張った顔は、リーヴォン王国第5騎士団のフランツ・マクガレー団長である。あの団長がここにいるということは、やはり討伐隊がこの村へ派遣されているということなのか。
それにしては騎士の人数が多いような気もする。
討伐隊の編制時には隊長と1〜2名の騎士、他はギルドで雇った傭兵や巡礼者などの術士で成り立っているのが一般的だった。
しかしここには10名近い人数の騎士たちがいた。何か非常事態でも起こったのだろうか。
「あれ? あの方〜マクガレー団長ですよ〜。こんなところにも〜遠征しているのですね〜」
隣にいるエドが疲れている私とは対照的に、キラキラと顔を輝かせながら言ってきた。
確かにあの見覚えのある角張った顔は、リーヴォン王国第5騎士団のフランツ・マクガレー団長である。あの団長がここにいるということは、やはり討伐隊がこの村へ派遣されているということなのか。
それにしては騎士の人数が多いような気もする。
討伐隊の編制時には隊長と1〜2名の騎士、他はギルドで雇った傭兵や巡礼者などの術士で成り立っているのが一般的だった。
しかしここには10名近い人数の騎士たちがいた。何か非常事態でも起こったのだろうか。