ゼロクエスト ~第2部 異なる者
最初はこの前遭った、上位クラスの魔物「サラ」に命令されたのかとも思った。
しかしあの時は彼女に『わざと見逃された』のである。
どうやら私たちは彼女にとって、必要なモノらしいのだ。といっても正確には『アレックスだけが』であるが。
そして恐らくであるが彼女には、まだ私とエドのことがバレてはいないと思う。でなければ能力のあるアレックスにまで、危害を加えてくるはずがないからだ。
「最後の三つ目。こいつはあたしから、あんたたちへの依頼だ」
「依頼?」
「そうだ。あんたたちにやってもらいたいことがある」
「僕たちにですか〜?
ルティナさんに頼まれるような〜難しいことは出来ないと〜思いますけど〜」
「なに、実に簡単なことだよ」
首を傾げたエドに向かってニヤリと笑いかけた彼女は、事も無げに言葉を続けた。
「モンスター・ミストを破壊してほしい」
しかしあの時は彼女に『わざと見逃された』のである。
どうやら私たちは彼女にとって、必要なモノらしいのだ。といっても正確には『アレックスだけが』であるが。
そして恐らくであるが彼女には、まだ私とエドのことがバレてはいないと思う。でなければ能力のあるアレックスにまで、危害を加えてくるはずがないからだ。
「最後の三つ目。こいつはあたしから、あんたたちへの依頼だ」
「依頼?」
「そうだ。あんたたちにやってもらいたいことがある」
「僕たちにですか〜?
ルティナさんに頼まれるような〜難しいことは出来ないと〜思いますけど〜」
「なに、実に簡単なことだよ」
首を傾げたエドに向かってニヤリと笑いかけた彼女は、事も無げに言葉を続けた。
「モンスター・ミストを破壊してほしい」