姫と王子のらぶらぶ日和。【完】
気持ち
姫side

私たちの間に沈黙が走る


短い時間だったかもしれないけれど、私にとっては物凄く長く感じられた


__掴まれた手に、私は何を期待したのだろう


__何を、王子に期待してしまったのだろう



私が求めるものが、王子に分かるはずがないのに


私を理解して欲しいなんて、我侭は言えないのに



...こんなの、自分勝手すぎる
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