姫と王子のらぶらぶ日和。【完】
教室に辿り着いたときには、もう制服はびしょびしょだった


肌と服の間がぺたぺたして気持ちが悪い


びしょぬれのまま教室に入ってきた私は、とても奇妙なことに違いない


荷物を降ろして、体操着だけを手に持って再び教室を出た


向かう先は更衣室


いくら私でもこのままでいたら風邪をひいてしまう


なんだか、少し寒気がする


体がだるい


頭が重い


無理やり足を動かす


そして私は、更衣室へと足を踏み入れる
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