姫と王子のらぶらぶ日和。【完】
「くう?」


「ぇ?」


「姫の友達にくうっていう奴いる?」


「...くー、ちゃん?いるよ、違うクラスだけど...」



王子はそれを聞いて、がくっと力が抜けたように座り込んだ


そしてまた、気味悪く笑いだした



「...は、ははは、」


今度は本気で逃げ出そうと思ったけど、それもまた秘密



「くうが好き、って、そういうこと...」



「ぇ?え?」


意味が分からずにただおろおろする私












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