ただ空回り。





そんな姿を見ていた。









“舞姫”





そう呼ばれた。



吉永に。






必死にノートのラクガキを消す弘毅の横で



私は胸を高鳴らせていた。






何度も、何度も。





胸の奥で声が響いていた。














< 19 / 30 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop