ただ空回り。
大切さを全て。
2年生になった。
クラス替えをして、吉永とは離れた。
悲しかったけど、メールは毎日した。
そして同時に近づいてはならない感じがした。
1年生のとき噂が立ちすぎてどうしようもならない状態だった。
しかしまだクラスが一緒、ということがあったから大丈夫だった。
クラスが離れた今、簡単に近づくことはできない。
忘れようと距離を置くようにした。
廊下でもすれ違い様に少し距離を置いた。
これ以上噂が広まってしまうと吉永にも迷惑がかかる。
好きな子だっているだろうし、
吉永に告白したい子だっているだろう。
そんな子たちにとって私はよほど邪魔な存在に変わりなかった。