片思いという名の幸せ


それからだった。
れんちゃんに
この思いを打ち明けた。


「実はさ…私
居るんだ、好きな人」


唐突に、恥ずかしそうに
そう言った蓮菜。


「えっ!?まじで??
教えて~」


「えー恥ずかしい」


「お願いっ!うちも
気になってる人
教えるから」


そう、その
‘気になってる人’の正体は
もちろん広瀬くんで。



< 16 / 101 >

この作品をシェア

pagetop