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「おまえら、何やってんの?
　入学式そろそろ始まんぞ。」


「誰、お前?」


スーツ着た、若い男がドアんトコロに立っていた。


「先生にむかって、お前ってなんだよ。
　銀侍♪」


「え･･･、どちら様?」


俺は、目が悪いからドアから遠いこっからだと、誰だかわかんね。


「銀、お前、大丈夫か?!
　虎太郎(こたろう)だよ?
　今年から、先生だって。」


「あぁ、虎太郎か。
　まぁ、いいや。
　行くぞ。」


虎太郎は、俺のいとこ。


なんで、この学校にいるんだ?


「銀侍、お前、問題起こすなよ。」


「起こさねぇよ。
　相手が手、出してこなきゃな。」