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「あああぁぁあぁぁぁ!!!!!!
 思い出した!!」


「「「うわぁっ!!」」」


杏紅がイキナリ大声を出した。


杏紅は、俺の後ろに立っていたから、俺、鼓膜が破れる・・・。


「うっせぇなっ!」


「ごめん、なんでもないから・・・。
 ほら、入学式始まるんでしょ?!
 行こうよ、体育館!」


「あ、思い出した。
 杏紅、お前喧嘩負けナシの西中牛耳ってた・・・。」


俺はあいつとやりあったコトはナイが・・・。


「・・・なんでゆうかなー・・・。
 あたし、隠して高校生活楽しもうと思ってたのに・・・泣
 みんな、ひいたでしょ?
 もう、イイや。
 バイバイ・・・。」


「待って、杏紅!
 実はね、あたしたち4人、全員、家が組だから。
 あたしたちも、隠して高校は平和に過ごそうと思ってたんだけど・・・。」


「まぁ、そうゆうことだから。
 これからも、仲良くしようよ。
 ね? 杏紅ちゃん。」


入学式の日に、即ばれるコトなんかあっかよ・・・。

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