お姫様とヤンキー


「何だろ??行ってくるね~」

「ちょっと待て!!」

「え??」


席から立ち上がった私の腕を、美穂が勢いよく掴んだ。



「あいつ学校一の不良だよっ」

「ふ、不良のトップ…??そんな方が何で私を?」


ただでさえ男の子が怖いのに不良…!?


「と、とりあえず睨まれてるし、行ってくる…!」

「変なことされそうになったら、叫んで逃げるのよ!?」

「わ、分かった…」


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