好きとか、言えないし…
私は気づけば先輩を呼んで屋上にいた。
「先輩…先輩って他に好きな人…いるの?」
「へっ?居るわけ無いじゃん?」
と、ヘラヘラ笑って答えた。
「とぼけるのもいい加減にしてよっ!私に関心も無いくせに!」
「優美!!」
びくっ!
「落ち着けよ…な…?」
私は全てを話した。
「はぁっ!?浮気!? んなわけ無いだろ!?」
「だよね…ありがとう…」
「俺が好きなのは、優美だけだよ?」
私は目から涙が溢れだした。
「せん…うぅっ…ありがとう…本当に…ありがとうっ…!」
「安心しろよ…」