好きとか、言えないし…
ヤバいヤバいヤバいヤバい!!
これマジヤバい!!
締め付けられまくって死ぬ!!
私はその場から走って逃げた。
・・・。
「ハァハァ…疲れた…」
タッタッタッタッ…
「!?」
「オーイ!佐藤! なんで逃げたんだよ!」
どれくらい走って来たのか、息切れが激しかった。
「あっ!メーワクだった?」
私は首を振る。
先輩は安心した顔になって、
「そっか!俺、佐藤に言いたい事あって…」
「?」
「好きだ。付きあってくれ。」
えぇっ!?
嬉しい!とても嬉しい!でも…
「ゴメンなさい…今の私にはそんな勇気が無い。」