好きとか、言えないし…
次の日―
キーンコーンカーンコーン―…
「授業終わったぁ…」
「優美~ 帰ろ~」
「ハイ~先輩~」
なんともぼのぼのした光景だろうか。
簡単にいえばじいさんとばあさんの散歩だな。
そんな事思ってたら、
「ねぇ…キスしない?」
はぁっ!?
付き合ったばっかで何言ってんだこの人は!!
と言う暇も無く先輩は、
「むぐっ!?」
いきなりキスですか!!!
どんだけ好きなんだよ!
「ふごふごふご!」
私は手を振りながら暴れる。
「なんだよ… つまんないな…」
「いきなりなんですか!!」
でも結構柔らかかった…ってこんな時何考えてんだ!私のバカッ!!
「ん?初めて?」
「当たり前じゃ無いすか!!」
「じゃ次は何しよっか?」
と、先輩は腕を掴み、壁に押し付けた。
「ちょっ…」