好きとか、言えないし…

第二章 戸惑い


「何して欲しい?」

変態って良いたいけど私も変態だから何も言えないし…。

私は黙ったままだった。


先輩はため息をついて、

「気が乗らないなぁ…君は。」


「……!」

先輩は結構冗談のつもりだったらしい。

私ったら何一人で上がってんだろ…!

恥ずかしぃ≧∧≦

「か…からかってるんですか!?」


「からかってるけど?」

「ひどぉーい!!」

「アハハ☆ゴメンゴメン☆戸惑ってる君を見たら、からかいたくなっちゃって☆」

「……。」


何も言いたくなかった。
今はこうやって黙っていたほうが身の為であろう。


「あ…怒っちゃった??」

私は無視をし続けた。

そしたら先輩も流石に諦めたみたいでそれ以上は話しかけて来なかった。


「ただいま~」

「お帰りなさい♪」

「せせせ…先輩!?なんでこんな所に!?」

そんな所にお母さんが入って来た。

「あら?優美ったら帰ったのね~」

「『帰ったのね~』じゃないし!!なんでこんな所に先輩が居るの?!」
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