素直になれなくて
1章
佐藤明日香 高校1年生。


私はずっと辛い恋愛をして来た...




中学1年生の時好きな男の子が出来た。

好きで好きで好きでやっとの思いで

告白しようと思った日、

先生からクラスの皆へ

彼が転向することを告げられた。




中学2年生の時また好きな人が出来た。

きっかけは、ふと手を握られた時

ドキッっとしてそれから徐々に

彼の事を好きになって行った。

でもそんな彼も

中学2年生の秋転校してしまった。




中学3年生の後期の時また好きな人が出来た。

最初は友達だったのに

だんだん彼の事が好きになって行って.....。

そんな時彼も私が好きだという事を

友達から聞いた。

本人から言われたわけじゃないのに

嬉しくて嬉しくて

ただただ舞い上がっていた。

そんなある日

私が彼の事を好きだと知っている友達に、


「私○○の事好きなんだっ協力してね」


○○と言う名前は驚く事に

私の大好きな彼の名前だった。

私が彼の事を好きだと

知ってて言っている彼女の言葉が怖かった。

笑顔で頼んでるけど

否定は許さないという様な

目で言っていた。

私は負けた。


「・・・・うん。分かった・・・。」


それから私は恋愛は好きなるのは簡単だけど

両思いになるのは難しいと知り、

それに今までの辛い恋愛の事を思い出し、

恋をしなくなった。


もう恋なんてしないと思ってたのに....。

これからこんな

出会いがあるなんて思いもしなかった....
 
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