素直になれなくて
「う・・・嘘・・・?」


私はトボトボとお母さんのいる場所へ

戻った。

明らかにテンションの低い顔で。


「明日香~何組だったの?」

「1-Bだった・・・。」

「何よそのお葬式に行った人みたいな顔!!」

「だって・・・だって・・・」

「な・・・何よ!?」

「友達が誰もいなかったんだもん・・・」

「ありゃまあ・・・。それはそれは」

「・・・うっうぇえええん・・・。」


泣く事の5分


「それが明日香の運命だったのよ!!」

「お母さん慰めながら笑わないでよっ!」

「ごめんごめん・・・。ぷっ」

「ほらぁまたー」
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