ヴァンパイア王子~覚醒のblood~
門番はみるみるうちに青ざめると、大きな鋳物門扉のフェンスを開けた。
「し、失礼致しました!」
謝る門番に、「ええってええって、知らんかったんやから」となぜか日向が慰め、我が物顔で中に入っていった。
態度が大きい日向に、なんだか釈然としないものを感じながらもレオも後に続いて中に入る。
頭を下げながらレオが歩いていくのを見送っている門番に、日向が「おおきに~」と言って手を振っていた。
「日向、知り合いなのか?」
「そ。俺色んな所うろちょろしとったから大体もう顔見知りやで」
ふ~ん、とレオは気のない返事を返すと、日向の後ろについていった。
レオの顔を知る者はほとんどいないが、日向は顔が知られているらしく誰かと会う度に話しかけられていた。
「し、失礼致しました!」
謝る門番に、「ええってええって、知らんかったんやから」となぜか日向が慰め、我が物顔で中に入っていった。
態度が大きい日向に、なんだか釈然としないものを感じながらもレオも後に続いて中に入る。
頭を下げながらレオが歩いていくのを見送っている門番に、日向が「おおきに~」と言って手を振っていた。
「日向、知り合いなのか?」
「そ。俺色んな所うろちょろしとったから大体もう顔見知りやで」
ふ~ん、とレオは気のない返事を返すと、日向の後ろについていった。
レオの顔を知る者はほとんどいないが、日向は顔が知られているらしく誰かと会う度に話しかけられていた。