ヴァンパイア王子~覚醒のblood~
地下室へと続く螺旋(らせん)階段。
壁には蝋燭(ろうそく)型のアンティークウォールランプが灯されていた。
ランプを見ていると、レオは奇妙な既視感をおぼえた。
ここと同じような場所に行ったことがある……。
レオは必死に記憶を手繰り寄せ、そして思い出した。
その場所とは、ヴラドの研究室である。
地下に造られたヴラド専用の部屋。
そのことに気が付いたレオは、嫌な予感がして胸がざわついた。
階段をおりると、一つの扉に行き当たった。
龍の彫り物が描かれた重厚な扉。
この扉も、ヴラドの研究室に入る扉と全く一緒だった。
日向がゆっくりと扉を開ける。
音もなく開いた扉は、異世界へと続く通路のようだった。
黒褐色の石で覆われたその部屋は、まるで牢獄のようだ。
壁に触ると、ひんやりと冷たい。
壁に付けられた小さな燭台に置かれた蝋燭の火を頼りに中へと入っていく。
すると、壁の向こう側から話し声が聞こえてきた。
レオと日向はその話し声に気付くと、一瞬目を合わせ、二人合わせて黙って頷くと、壁に張り付いて彼らにバレないように聞き耳をそばだてた。
壁には蝋燭(ろうそく)型のアンティークウォールランプが灯されていた。
ランプを見ていると、レオは奇妙な既視感をおぼえた。
ここと同じような場所に行ったことがある……。
レオは必死に記憶を手繰り寄せ、そして思い出した。
その場所とは、ヴラドの研究室である。
地下に造られたヴラド専用の部屋。
そのことに気が付いたレオは、嫌な予感がして胸がざわついた。
階段をおりると、一つの扉に行き当たった。
龍の彫り物が描かれた重厚な扉。
この扉も、ヴラドの研究室に入る扉と全く一緒だった。
日向がゆっくりと扉を開ける。
音もなく開いた扉は、異世界へと続く通路のようだった。
黒褐色の石で覆われたその部屋は、まるで牢獄のようだ。
壁に触ると、ひんやりと冷たい。
壁に付けられた小さな燭台に置かれた蝋燭の火を頼りに中へと入っていく。
すると、壁の向こう側から話し声が聞こえてきた。
レオと日向はその話し声に気付くと、一瞬目を合わせ、二人合わせて黙って頷くと、壁に張り付いて彼らにバレないように聞き耳をそばだてた。