ヴァンパイア王子~覚醒のblood~
流れるような漆黒の髪に、青紫色の瞳。
小瓜型の白くて小さな顔に、高い鼻筋。
形の良い薄い唇は、高校一年生にしては妙に色気を含み、長い手足は外国のポスターに出るモデルのようだった。
あまりの迫力。
あまりのかっこよさに、みんな息をするのを忘れるほど釘づけとなった。
「神無月 怜央です。よろしくお願いします」
レオは、実に堂々とした口調で挨拶を簡単に述べた。
転校生にありがちな不安な様子など一ミリも感じさせない。
そんなレオに、女の子たちは一瞬で恋に落ちた。
甘いため息が教室中から漏れる。
「じゃあ、神無月君の席は……あそこだね。
あそこが空いてる」
先生が指した席は、茜の隣の席だった。
茜は自分が指されたように身体がビクンとなった。
レオの目が空席を捉え、そして隣の茜に移動する。
目が合った瞬間、心臓が爆発するくらいうるさく鳴りはじめた。
茜は背筋をピンと張り、目を大きく開いてレオと目を合わせていた。
小瓜型の白くて小さな顔に、高い鼻筋。
形の良い薄い唇は、高校一年生にしては妙に色気を含み、長い手足は外国のポスターに出るモデルのようだった。
あまりの迫力。
あまりのかっこよさに、みんな息をするのを忘れるほど釘づけとなった。
「神無月 怜央です。よろしくお願いします」
レオは、実に堂々とした口調で挨拶を簡単に述べた。
転校生にありがちな不安な様子など一ミリも感じさせない。
そんなレオに、女の子たちは一瞬で恋に落ちた。
甘いため息が教室中から漏れる。
「じゃあ、神無月君の席は……あそこだね。
あそこが空いてる」
先生が指した席は、茜の隣の席だった。
茜は自分が指されたように身体がビクンとなった。
レオの目が空席を捉え、そして隣の茜に移動する。
目が合った瞬間、心臓が爆発するくらいうるさく鳴りはじめた。
茜は背筋をピンと張り、目を大きく開いてレオと目を合わせていた。