ヴァンパイア王子~覚醒のblood~
何も変わらないよ、と言ってやりたいが、選ばれし者の生徒会に入ると決めた以上、茜と同じ環境だというのは無理があった。
そういったこともあって、放課後生徒会に召集されたことは茜には言えなかった。
放課後二人で一緒に帰らないのは、入学して以来初めての出来事だった。
理由も曖昧に『今日は一緒に帰れない』と言った怜央に対し、茜は残念がる様子を一切見せず、むしろ当然のことのように笑顔で『分かった』とだけ言った。
それが怜央には、とても寂しかった。
そして、生徒会室に向かう途中、女の先生に呼びとめられて無駄で無意味な会話に付き合わされた。
時間ギリギリとなってしまった怜央は、急いで生徒会室へと走った。
そういったこともあって、放課後生徒会に召集されたことは茜には言えなかった。
放課後二人で一緒に帰らないのは、入学して以来初めての出来事だった。
理由も曖昧に『今日は一緒に帰れない』と言った怜央に対し、茜は残念がる様子を一切見せず、むしろ当然のことのように笑顔で『分かった』とだけ言った。
それが怜央には、とても寂しかった。
そして、生徒会室に向かう途中、女の先生に呼びとめられて無駄で無意味な会話に付き合わされた。
時間ギリギリとなってしまった怜央は、急いで生徒会室へと走った。