蹴球魂!!!!
「お前、馬鹿じゃねぇ??」

「…は……??」


どういう事…??


「なんであんなに集中出来なかったか、わかってんの??」

…ゔ。

「わかってない…」

痛い所を突く、晃汰の言葉。

シュンとするあたしに向かって、晃汰は驚きの言葉を発した。


「お前さぁ、飛鳥に気ぃ取られすぎなんだよ」


…え??


「な…に、それ…??」

心の奥が、ざわついた。

あたしは、片付けていた手を止めて、晃汰の言葉に耳を傾けた。


「飛鳥に何言われようが、プレー中に気にする事じゃねぇじゃん」

「な…」


きっと晃汰は、全部知ってるんだろうなぁ。


「大会、今のお前じゃ出れねぇぞ」

…わかってる。

わかってるけど…離れてくれないんだよ。


「俺は…佐伯とコンビは組めない」


「…え??」


…それって、それってもしかして……。


「晃汰」

「あぁ??」

「あたし、頑張るね!!」

「…あっそ。勝手にしろ」


晃汰と、プレーしたいもん!!!!頑張るよ!!!!
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