蹴球魂!!!!
「はいっ、ボール♪」
あたしがリフティングを苦手としているなんて、まったく知らない大輔先輩が、屈託のない笑顔であたしにボールを渡した。
「ゔ…」
部長と大輔先輩が、ジーッと見つめてくる。
…これはまさしく、逃げられない状況ってやつですね…。
あたしは、意を決してリフティングを始めた。
が。
ーボスンッ
あたしの足の上でバウンドしたボールは、情けない音をたてて地面へ着地した。
「え…」
「6回…??」
虚しくも、テンテンッ…と弾むボールは、まるでリフティングが出来ないあたしをあざ笑うかのようだった。
…てゆーか、6回ですか。
「円ちゃん…あの、え…っと…」
部長も大輔先輩も、何も言えなくなってる。
そりゃあ、そうなるよね。
サッカー部のFWやってた奴が、実はリフティング6回しか出来ないなんて…。
「と、とりあえずありがとう。練習戻っていいよ」
「そ、そうそう!!お疲れっ☆」
2人の言葉に、あたしは…。
「ありがとうございました…」
あたしはそう返すしかなくて。
それが凄く情けなくて、虚しくて。
…リフティング、もっと練習しとけばよかったなぁ。
あたし、やっぱり馬鹿だ。
あたしがリフティングを苦手としているなんて、まったく知らない大輔先輩が、屈託のない笑顔であたしにボールを渡した。
「ゔ…」
部長と大輔先輩が、ジーッと見つめてくる。
…これはまさしく、逃げられない状況ってやつですね…。
あたしは、意を決してリフティングを始めた。
が。
ーボスンッ
あたしの足の上でバウンドしたボールは、情けない音をたてて地面へ着地した。
「え…」
「6回…??」
虚しくも、テンテンッ…と弾むボールは、まるでリフティングが出来ないあたしをあざ笑うかのようだった。
…てゆーか、6回ですか。
「円ちゃん…あの、え…っと…」
部長も大輔先輩も、何も言えなくなってる。
そりゃあ、そうなるよね。
サッカー部のFWやってた奴が、実はリフティング6回しか出来ないなんて…。
「と、とりあえずありがとう。練習戻っていいよ」
「そ、そうそう!!お疲れっ☆」
2人の言葉に、あたしは…。
「ありがとうございました…」
あたしはそう返すしかなくて。
それが凄く情けなくて、虚しくて。
…リフティング、もっと練習しとけばよかったなぁ。
あたし、やっぱり馬鹿だ。