蹴球魂!!!!
「胡桃、何隠しても無駄だよ!!吐きなさい!!!!」

「や、やだ!!」

「なんで!?仲直りしたんだからいいじゃん!!!!」

「それとこれとは関係なーいー!!!!」


ボボボッと赤みを増す胡桃の頬。

あたしたちが暴れる度に溢れるお湯。

賑やかなあたしたちのこだまする声。


なんか、いいな。

こういう空気が好き。

胡桃の醸し出す、温かくて優しい空気。


やっぱりあたし、胡桃が大好き!!!!


だけど…いや、だからこそ!!!!


「教えろぉー!!!!」

「キャー!!」

必死に逃げる胡桃。笑


しばらく騒いでいると、胡桃は逃げていた足を止めて、真っ直ぐにあたしを見た。


吸い込まれそうな、大きな瞳。

クルッとした、長いまつげ。

鮮やかな色をした、厚めの唇。


美人だなぁ…なんて、今更再確認してしまう。


「ど、どうしたの??」

「えと…逃げても無駄かなって思って」

「!!じゃあ…!!!!」

「うん。もう暴露するよ」

「やったぁー!!!!」


なんだろう!?なんだろう!?


ウキウキするあたしに、胡桃は驚きの言葉を告げた。
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