蹴球魂!!!!

「唯斗先輩に、告られた…」


ーシーン…


「……。」

「……。」

「え、それ夢の話??」

「ひどいなぁ、本当…だよ」

「まじすか…??」

「まじっす…」


上手く会話が成り立たないあたしと胡桃。


まさかすぎて…リアクション取れない。

いや、いつかはこんな日が来るとは思ってたけどね??

…いいなぁ。


「で、OKしたんだよね??」

「いやぁ…それが……」

「????」

「時間を下さいって言っちゃった」

「……は??」


何事??どういう事??なんで??

様々な疑問が頭の中を駆け巡って上手く理解出来ない。


「ケジメ、つけたかったの」

「ケジメ…??」

「うん。ちゃんと晃汰とはもう何もないって円に伝えて、円と仲直りするまで待っててくださいって言ったの。」


そうだったんだ…。


「だから、この後唯斗先輩と会って、返事するの」

「そっか!!」

「今から緊張…!!!!」


そう話す胡桃は、凄く幸せそうだった。
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