蹴球魂!!!!
只今、寝る場所決めの真っ只中。

ついにこの時が来てしまった…。


「まーちんは、晃汰の隣♪」

「……。」


そう。昼間に俊介から告げられた提案は、この事。

俊介の頭の中を、是非とも覗いてみたいです!!!!


「で、森ちんがまーちんの隣♪」

「え!?本気で言ってんの!?!?」


本気らしいよ、飛鳥。泣


そんなこんなで、俊介の言いなりのまま…。


寝る場所は、晃汰、あたし、飛鳥、俊介の順になってしまった。


「消灯ー」

夜10時30分。大輔先輩が回ってきて、あたしたちの部屋の電気を消した。


それを合図に、あたしにとって長い長い夜が始まった。


「スー スー…」


消灯から約1分後、一番向こう側から、規則的な寝息が聞こえてきた。


「うわ、俊介もう寝てるし」

小声でそう言ったのは飛鳥。

「ホモだからだし」

意味不明な突っ込みをしたのは晃汰。

「あは、は…」

笑うに笑えないのは、あたし。泣


企んだくせにいきなり寝るなぁー!!!!


俊介の馬鹿!!!!

1人じゃ持たないよー!!!!
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