蹴球魂!!!!
そんな時、許しを出したのは、信じ難い人物だった。
「いいっすよ、別行動」
「「え…??」」
その場にいた誰もが目を見開いた。
「本当にいいのか??」
「いや、言い出したのは唯斗先輩じゃないですか」
「そうだけど…」
「とにかく、別行動はアリで」
「マジか!!晃汰サンキュー!!!!」
「晃、ありがと」
「別に」
「「………。」」
晃汰がOKを出すなんて、思っても見なかった。
だけど…。
ーズキンッ
あたしには、わかってしまった。
晃汰がOKを出したわけが。
痛いほど、わかってしまった。
そしてそれは、あたしが原因であるっていう事も…。
「晃汰、あの…っ」
勇気を出して声をかけたけど、晃汰の瞳を見た瞬間、言葉を失ってしまった。
「ちょっと俺らも別行動する」
「「え!?」」
グイッと掴まれた右手は、痛かった。冷たかった。
晃汰の心が傷ついてるって…すぐわかった。
スタスタと歩いて、連れてこられたのは、人の少ない木陰。
「円」
久しぶりに呼ばれたあたしの名前。
その声は、暗くて…低かった。
…晃汰が、怒ってる。
「いいっすよ、別行動」
「「え…??」」
その場にいた誰もが目を見開いた。
「本当にいいのか??」
「いや、言い出したのは唯斗先輩じゃないですか」
「そうだけど…」
「とにかく、別行動はアリで」
「マジか!!晃汰サンキュー!!!!」
「晃、ありがと」
「別に」
「「………。」」
晃汰がOKを出すなんて、思っても見なかった。
だけど…。
ーズキンッ
あたしには、わかってしまった。
晃汰がOKを出したわけが。
痛いほど、わかってしまった。
そしてそれは、あたしが原因であるっていう事も…。
「晃汰、あの…っ」
勇気を出して声をかけたけど、晃汰の瞳を見た瞬間、言葉を失ってしまった。
「ちょっと俺らも別行動する」
「「え!?」」
グイッと掴まれた右手は、痛かった。冷たかった。
晃汰の心が傷ついてるって…すぐわかった。
スタスタと歩いて、連れてこられたのは、人の少ない木陰。
「円」
久しぶりに呼ばれたあたしの名前。
その声は、暗くて…低かった。
…晃汰が、怒ってる。