蹴球魂!!!!
「もしかしてコラボしちゃう感じっすかっ!!!!」

「「言われたぁー!!!!」」

…俊介、さすがだね。

死ぬほど拍手してあげたいよ。


「コラボって、具体的に何するんですか??」

気を取り直してそう聞くと、喬華さんはニッコリと笑った。


「私たちのステージで、2曲だけ…サッカー部と一緒に踊るの♪」

「「え"」」

「ちなみにサッカー部は人数多すぎるから、選抜メンバー選んどいてね、部長さん??」

「お、おう…」

タラッと部長の頬を、汗が流れた。

喬華さん、恐るべし!!!!


「と、いう事でだ」

ミーティングが始まって、部長はそう切り出した。


「まーちん!!」

「ん??」


小声で話すあたしたち。

俊介は何故かニコニコしてる。


「俺たちで、立候補しない??」

「へ??」

「選抜メンバーに♪楽しそうじゃない!?」

「い、いいけど胡桃と飛鳥は??それに…晃汰が何て言うか…」


っていうか、100%、“嫌だ”って言うでしょ…。


「くーちんにはこれから伝える!!森ちんには言ったし、それは計算済み☆」


笑顔でピースをする俊介。

出た。なんか企んでる時の顔。
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