蹴球魂!!!!
「円ちゃんっ♪」

「ぅえっ!?」


とにかく水分をって思って、水を飲んでいたら、喬華さんにペットボトルをグイッと動かされて、思わず口から零れそうになった。



「か、かわいいー!!!!」


いや、嬉しいけども。


「マーライオンになる所だったじゃないですか!!!!」

「マーライオンて!!!!ぶふっ!!!!」

「まーちんかわいいーっ♪」

「アホか」

「発想が円らしいって言うか…」


…うん??


「ボケたつもり、まったくないんですが??」

「「……え」」



…え。

あたし、ボケてると思われてた??

この反応、何??


「くはっ…さすが馬鹿!!」

「ちょっ…さっきからアホとか馬鹿とか失礼な!!!!」

「円、それは諦めたほうがいいよ??」

「うん、俺の、“ホモ!!”ってゆーのと同じ☆」

「俊介くん、それ、フォローになってないんじゃない??」


…皆ひどくない??


「よし、じゃあそろそろ通しで練習するよ!!!!」

「「はい!!!!」」

「本番と同じようにやってね!?」

「「は、はい!!」」


こ、怖いよー!!!!
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