蹴球魂!!!!
「マジ…相手が唯斗先輩のクラスとか聞いてないっすよー」

「あ、そうなん??どんまいどんまい♪」

「「余裕っすね…??」」


ハーフラインを挟んで睨み合う、晃汰たち3人と唯斗先輩。

言い合い方が、小学生みたいなんですが…。


「ほーぉ??俊介、なんか俺らに勝つ策でもあるんだ??」

「ない☆」

「「え」」


俊介の即答っぷりに、思わずあたしたちまで声を漏らしてしまった。


ないって…そんな自信まんまんで言わなくてもいいでしょうよ!?


「いや…策ならある」

「「飛鳥…!?」」


マジか!!飛鳥、かっこいいじゃん!!!!

策ってなんだろう!?!?


飛鳥がチラッと晃汰に目配せをすると、晃汰はニヤッと笑った。


も、もしかして…晃汰も何か策があるの??


「「策っつーのはだな…」」


飛鳥と晃汰の声に、周りの生徒たちはゴクリと喉を鳴らした。

こんなセリフ、1年生からしたら、期待したくなっちゃうよね!!


「「数で勝負!!!!」」


……うん??


「か…数って??」

唯斗先輩が口の端をヒクヒクと引きつらせながら聞いた。

笑うの我慢してるし!!!!
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